広報しえん “インターンシップIPPO君編”
地域密着型の就職情報サイト「にいがた就職応援団ナビ」のテレビCM第三弾です。3DCGのキャラクターと実写映像を違和感のないレベルで合成。親しみやすさを残しつつ、インターンシップのリアルな雰囲気が伝わる映像を目指しました。
01 Planning
テレビCMで「最初の一歩」を後押し
人材採用や広報サポート、組織づくりなど、地域企業のサポート事業を展開している株式会社広報しえん。地域密着型の就職情報サイト「にいがた就職応援団ナビ」の運営をはじめ、就活イベントの開催やインターンシップなど、学生に向けた就活支援の取り組みにも力を入れています。MADは、昨年からテレビCMの制作を担当。第一弾、第二弾に引き続き、第三弾も3DCG化したマスコットキャラクターのIPPO君が主役の映像を制作することになりました。
取り上げるテーマはインターンシップです。いくつもの訴求ポイントの中から、今回は特に地元企業を知る絶好のチャンスだということをアピールしたいと考えました。そこでシリーズCM第三弾の今回は、3DCGと実写を合成。IPPO君が実際にインターンシップに参加し、その魅力を体験談として語る構成を提案しました。キャラクターによる親しみやすさと、実写映像が伝えるリアルな雰囲気を組み合わせて、学生たちの「最初の一歩」を後押しする映像を目指します。
02 Making
アイコンタクトと光の反射で違和感を払拭
撮影準備で最も時間をかけたのはロケ場所探しです。撮影スタジオやコワーキングスペース、一般企業も視野に入れて問い合わせや見学を重ね、イメージ通りの場所を見つけました。当日は、IPPO君の位置に等身大の人形を設置。演者さんの目線がバラバラにならないよう、人形に目を描いて撮影しました。
3DCGと実写を違和感なく合成するためには、現場の光を3DCGデータに落とし込むことが重要です。そこで360度カメラを使って、メインカメラには映らない外側の空間も記録。IPPO君に光が当たる角度や影の質感まで、映像素材をもとに忠実に再現しています。ご注目いただきたいのは、机です。IPPO君の姿も他の学生同様に反射させました。これも3DCGのキャラクターをお化けのような浮いた存在に見せないために欠かせないテクニックの一つです。
03 Response
世代をこえて愛されるキャラを目指して
クライアントに撮影に立ち会っていただきながら制作した本作。完成後の試写では「大満足の仕上がりです」と喜びの声をいただきました。シリーズを通して3DCGデータをうまく活用し、テーマに合わせて訴求効果の高いテレビCMを制作することができたと思います。
MADスタッフの周辺でも、「IPPO君を見たことがある!」という人が増えてきました。3DCGのモデリングデータは、紙媒体やWEBサイトでの活用も可能です。これから、テレビCMはもちろんさまざまな媒体でも活躍して、IPPO君が世代をこえて愛されるキャラクターになることを期待しています。
04 Web Site
●広報しえんさま|公式サイト
https://www.4en.co.jp/
●にいがた就職応援団ナビ|YouTube
https://www.youtube.com/@TV-uv2qs