有沢製作所 “ARISAWA Innovation Center ドローンツアー”
有沢製作所が建設した研究開発拠点の竣工記念映像です。建物内のシームレスな設計やスケール感をドローンで躍動的に表現。竣工直後の「今」を記録しつつ、幅広い用途に活かせる汎用性の高い映像に仕上げました。
01 Planning
竣工の記録を、長く使える資産に
以前、ブランドムービーを制作させていただいた、創業100年を迎えた化学素材メーカー・株式会社有沢製作所。今回は新たに建設した研究開発拠点「ARISAWA Innovation Center」の竣工に合わせて、「ドローン映像を撮りたい」というご相談からプロジェクトが始まりました。
当初は、社内の記録用としてご依頼いただきましたが、せっかく撮影するのなら、「記録」に留めずに後々の発信にも活用できる素材にとMADからご提案。縦横無尽に動けるドローンならではの特性を最大限に活かし、建物のスケールの大きさやシームレスにフロアがつながる構造を、映像だけで直感的に伝えます。50〜60名の社員の皆さんにご協力いただき、未来のイノベーションへの期待感を高める一本を目指しました。


02 Making
緻密な下準備で成果を最大化
撮影前にフロアマップをもとにルートを検討し、ロケハンで最適な飛行経路と人の配置を設計。インカムで動くタイミングを調整しながら撮影を進めました。一見ワンカットに見える映像ですが、4つのカットポイントを仕込み、スピードや画角を調整して自然につないでいます。ドローンの操縦は国内トップクラスの技術を持つパイロットが担当。外観撮影には風に強い大型ドローン、館内には手のひらサイズのマイクロドローンを使い分け、ダイナミックさと繊細さが同居する映像に仕上げました。
当日の撮影は準備を含めて3時間ほど。竣工直後という絶好のタイミングを活かし、最小限の準備で終えられました。出来上がった映像は完成度の高さを評価いただき、お披露目式典のオープニングムービーとして披露。そこから活用の幅がさらに広がり、より詳細な施設紹介映像の制作へとつながっています。今後も未来の発信を支える「資産映像」として、長く活かされていく予定です。





