白玉の湯 華鳳 “上質な時間をあなたに”

新潟県の温泉旅館「白玉の湯 華鳳」のWEBサイトに掲載するコンセプトムービーを制作しました。ゆったりとした時間の流れを感じさせるカメラワークで上質感を演出。施設の内観や料理の紹介でありながらも、説明的に感じない洗練された映像を目指しました。

Client

株式会社ホテル泉慶 様

Category

Play Movie

00:00:40

01 Planning

カメラワークで上質感を演出

新潟県新発田市の温泉地・月岡温泉街にある「白玉の湯 華鳳(かほう)」。「プロが選ぶ日本の旅館100選」で、毎年上位に選ばれている温泉旅館です。情報発信に力を入れており、2〜3年ごとにWEBサイトをリニューアルしています。今回はトップページに映像を使用するため、WEBサイトのデザイン会社からMADにお声がけいただきました。

映像で伝えたいのは、洗練されたおもてなしと華鳳が提供する上質な時間。競合のコンテンツではモデルやスタッフを起用した映像が多く、差別化を図るために人が登場しないものにしたいという要望もありました。そこでMADから、奥行きのある空間や緩やかな時間を感じさせるカメラワークによって特別感や上質感を演出する構成を提案。カメラの視点や切り替えのタイミング、スピード感に細心の注意を払い、説明的にならない洗練された映像を目指します。

02 Making

細部にまで気を配り、映像の強度を高める

今回は3回のロケハンを実施。宿泊客の目線で館内を見学し、ヒアリングをしながら撮影場所を厳選しました。自慢の露天風呂は、寒暖差で湯気が立ち、朝日で水面がきらめく早朝に撮影することに。当日は朝5時から、カメラスライダーやスモークマシンなど、演出に用いる機材を携えて、撮影に臨みました。

制作するのは、音声や文字情報のない映像作品。構成要素が少ないからこそ、細部にまで神経を張り巡らせ、一つひとつのクオリティを突き詰めなくてはなりません。一方で、1階から10階まで撮影場所は多岐にわたるため、時間との勝負でもあります。露天風呂は、日の光、波紋、湯気の全てが美しく調和する瞬間を狙って、制限時間ギリギリまで何度も撮影。料理カットは美しく見える角度を探して、料理長と相談しながら調理や盛り付けの所作を調整しました。華鳳の皆さまのご協力のおかげで、無事に全ての撮影を終えることができました。

03 Response

入念な打ち合わせでサイトデザインと連動

実は、クライアントだけでなくWEBサイト制作チームとも入念な打ち合わせを重ねた本作。撮影前に使用イメージを共有できたからこそ、サイトデザインやトーンに馴染む映像に仕上げることができました。中央にロゴマークが映える左右対称の画角、黒い背景に負けないコントラストの高さなど、ぜひ華鳳のWEBサイトをご確認ください。

「期待を裏切らない完成度の高さ。上質感を見事に表現していただき、とても満足しています」と、非常に喜んでくださった華鳳の皆さま。今回撮影した素材を活用してテレビCMを制作したいという追加のご相談もいただいています。映像のクオリティに満足していただき、スタッフ一同大変うれしく思っています。


04 Web Site

●白玉の湯 華鳳 様|公式サイト
https://www.kahou.com/