PEACE BANK “見たことのない、にいがたの夏を。アゲイン。”
新潟市の中心地、万代にあるやすらぎ堤で開催された音楽イベントのアーカイブ動画です。イベントに込めた想いと当日の雰囲気を届けることにこだわり、次回開催へのプロモーションにもなる映像を目指しました。
01 Planning
アーカイブとプロモーションを兼ねた作品
PEACE BANK(ピースバンク)は、一夜限りの音楽イベントです。舞台は、信濃川に浮かべられた花火を打ち上げる台船「艀(はしけ)」。そこに、植物アート作家が光をテーマに装飾を施し、豪華アーティストを招いて音楽ライブを開催。やすらぎ堤一体が幻想的な光に包まれます。2019年に一般社団法人新潟青年会議所が第一回を開催。コロナ禍を経て当時の主催メンバーが集まり、2023年8月に民間主導で第二回が行われました。
MADは第一回から映像の撮影、編集を担当しており、第二回も継続してご依頼をいただきました。映像制作の目的は2点。協賛企業、スタッフ、観客への感謝を伝えることと、次回開催につなげるためのプロモーションです。設営準備の段階からイベントの終了時間までさまざまなシーンを撮影し、スタッフも観客もイベントを追体験できるような映像を目指します。
02 Making
撮影機材もカメラマンも適材適所
当日は、ブライダル撮影の経験が豊富なカメラマン2名でイベントに参加。一瞬一瞬変わる人の表情や会場の空気感を逃さず撮影するために、それぞれが使い慣れたカメラ1台をなるべく身軽な形で準備して撮影に臨みました。実は、冒頭のタイムラプス映像や花火の打ち上げシーンは、スマートフォンのカメラ機能を活用して撮影。きれいで鮮明な映像を撮ることだけにこだわるのではなく、映像の目的と状況に合わせて最適な手段を選び、より心に響く映像を残すことを大切にしています。
観客の表情や音楽ライブの様子の合間に差し込んだ風景のカットも、映像に欠かせない重要なピース。実は会場を包む時間の流れを表現するという効果を果たしています。
03 Response
イベントの映像作品は「主語」が重要
イベントの撮影では、コンセプトや大切にしている想いを正しく把握し、映像の中心に置くことが重要です。MADでは「主語」を基点に撮影するという考え方で徹底させています。PEACE BANKのコンセプトは「見たことのない景色を届ける」。ここから、その景色を見つめる「人」が主語であると設定しました。そこで、観客やスタッフの眼差しと表情を捉えることを主軸に置いて撮影しています。
完成した映像を見た運営メンバーからは、「前回同様、すごく良かった。イベントが大切にしたかった思いの部分をそのまま切り取ってもらえた感じがする」とうれしい言葉をいただきました。動画は、PEACE BANKのWEBサイトからご覧いただけます。PEACE BANKのYouTubeチャンネルには、前回の映像を活用した今年のティザー動画も上がっています。こちらもMADが制作を担当しました。合わせてご覧ください。
04 Web Site
PEACE BANKさま|WEBサイト
https://peacebank-yasuragitei.com/