JAバンク新潟 “貯(ちょ)いトクキャンペーン”
地域に寄り添う金融機関、JAバンク新潟のキャンペーンCMです。愛らしい動きと計算された場面転換が目を引くアニメーション動画を制作。表紙デザインに動きを加え、パンフレットとの相乗効果で認知度を高める映像を目指しました。
01 Planning
テレビCMと YouTube広告で多世代に訴求
「JAバンク新潟」とは、新潟県内の農業協同組合(JA)とJAバンク新潟県信連(信連)の総称。農家に限らず、地域の誰もが利用できる民間金融機関の一つです。シーズンごとにお得なキャンペーン企画を展開していますが、今回MADには「秋冬の貯いトクキャンペーン」のCM制作をご依頼いただききました。15秒のテレビCM と5秒のYouTube広告を作り、さまざまな世代へ訴求します。
映像はパンフレットデザインをもとに制作することが決まっていた本作。MADが重視したのは、映像内で発信する情報量の調整です。まずは、キャンペーン概要や特に伝えたいポイントをヒアリング。絵コンテの提案前にナレーションを制作し、文字量や言葉選びに関する議論を丁寧に進めました。
02 Making
計算された動きで目線と意識を誘導
映像の主役はJAバンク公式キャラクターの「よりぞう」です。印象に残る映像にするため、特によりぞうの動きは何度も試行錯誤を重ねました。オフィシャルサイトや過去に制作された映像、LINEスタンプを研究。愛らしさを感じる動きに仕上げました。親指を立てたサムズアップポーズをするよりぞうにご注目ください。腕と手の動き、体の揺れ、飛び跳ねる仕草…実は、短い秒数の中に複雑なモーションをいくつも織り交ぜています。
厳選した情報量とはいえ、15秒で届けるにはボリュームのある内容です。そこで、自然と目が文字を追ってくれるよう、長文が表示されると同時によりぞうの動きをストップ。CMの途中で目線を外されてしまうことを避けるため、10秒あたりで背景ごと場面を転換しています。短い映像だからこそ、目線と意識を誘導する細かな工夫を散りばめました。
03 Response
最後の最後まで言葉をブラッシュアップ
ナレーション収録は、クライアントの立ち会いのもとで実施。AIナレーションで事前にイメージを共有していたものの、実際に人が喋るとスピードや抑揚の違いによるわずかなズレが生じました。そこで、その場で単語の順番を入れ替えたり、短い言葉に言い換えたりと、クライアントともにナレーションをブラッシュアップ。最後の最後まで議論を尽くし、納得できる作品に仕上げることができました。
テレビCMの素材をベースにYouTube用の5秒広告も制作。5秒広告は、15秒から5秒切り取ったのではなく、5秒で伝わるよう新たにアニメーションを付け直しています。それぞれキャンペーン期間中(2024年10〜12月)に放映されていますので、見かけたら最後までご覧ください。
04 Web Site
●JAバンク新潟さま|公式サイト
https://www.jabank-niigata.or.jp/