にいがた雪室ブランド事業協同組合 “天恵、新潟。堪能、新潟。”

雪国古来の知恵、雪室を活用した食品ブランド「越後雪室屋」のブランディング動画。イメージビジュアルと研究データを効果的に組み合わせ、ブランドが掲げる理念と扱う食品の品質の高さをコンパクトにまとめました。

Client

にいがた雪室ブランド事業協同組合 様

Category

Play Movie

00:04:18

01 Planning

理念から商品ラインナップまでを4分18秒に凝縮

雪を利用した天然の冷蔵庫「雪室(ゆきむろ)」。1年を通して一定した低温・高湿度環境を保ち、電気振動、光、乾燥による影響が少ないことが特長で、食品の美味しさをアップさせる効果があると実証されています。この雪国の知恵を活用した食品の統一ブランド「越後雪室屋」を展開している、にいがた雪室ブランド事業共同組合。今回は、数年前に作成したブランディング動画のリニューアルをご依頼いただきました。

動画を制作する目的は2点。ブランドの認知を高めて理念に賛同する企業を増やすことと、商品ライナップの幅広さを周知することです。そこで、雪景色、雪室、レストランなどの複数のロケーション撮影に加えて、佐藤理事長と研究者のインタビュー、商品と多彩な撮影を敢行。バラエティ豊かな商品の映像とともにブランドの理念と、雪室熟成の仕組みや効果を紹介し、越後雪室屋の魅力と価値が余すことなく伝わる動画を目指しました。

02 Making

洗練された映像の要は、入念な準備

必要な素材の多さゆえに、撮影に時間をかけた今回の作品。雪が降り積もる山の中や温度の低い雪室内の撮影は過酷でしたが、入念に準備を行い良い映像を収めることができました。商品の撮影は、本物の雪ではなくフェイクスノーを用意したスタジオで実施。スモークを焚いて、雪上の雰囲気を演出しています。

雪室の効果を語るパートを作り上げるには、ディレクターとカメラマンの事前の情報共有が欠かせませんでした。撮影前にしっかり完成イメージを共有し、解説やデータを落とし込むことを想定した映像を撮影。専門用語や数値による裏付けはグラフに任せ、平易な解説と音声に合わせたビジュアルイメージを的確に組み合わせます。グラフ、音声、ビジュアルのそれぞれに役割を分散し、一切の無駄がない画面に仕上げることで、見やすく印象に残る映像ができあがりました。

03 Response

共感を生むポイントを見定めて制作

ブランディング動画の制作においては、自分たちが何を発信すれば共感を得られるかを吟味することが重要です。今回の動画は、構想段階では商品の美味しさを強調するために、言葉での説明を省き、雪室や食品のビジュアルを重視した映像を組み立てていました。ですが、越後雪室屋ブランドの品質に納得し、理念に共感していただくためには、研究データによる技術の裏付けが必要だと判断。クライアントと議論を重ねながら何度も構成を見直し、情報のバランスを調整しました。

ご出演いただいた佐藤理事長も、「とても良いものができました」と大変喜んでくださった本作。完成した動画は、講演会やセミナー、イベント会場などで流す予定だとうかがっています。にいがた雪室ブランド事業協同組合の今後の活動にもご注目ください。

04 Web Site

にいがた雪室ブランド事業協同組合さま| WEBサイト
https://www.yukimuroya.jp/index.shtml