ウオショク “雪室熟成和牛を世界へ”

食肉製造販売のウオショクが展開する自社ブランド「雪室熟成和牛」の海外向けプロモーション動画。海外バイヤーの目に留まる動画を目指し、MADの外国人スタッフの意見を丁寧に検証しながら細部にまで取り入れて制作。映像の色からグラフィックの表現方法までこだわった1本です。

Client

株式会社 ウオショク 様

Category

Play Movie

00:06:03

01 Planning

目指すのは海外バイヤーの目に留まる動画

新潟市に本社を構えるウオショク。新潟県産を中心に食肉製造販売を手掛け、自社ブランド開発にも力を入れています。その一つ「雪室熟成和牛」は、アジア各国やアメリカにも輸出されている商品。今回は海外展開に一層力を入れるべく、プロモーション動画の制作をご依頼いただきました。「天然の冷蔵庫」と言われる雪室。その中でゆっくりとエイジングさせた牛肉は、柔らかさとうま味が格段に増すことが特長。高価格帯の商品であるため、ハイエンド層に向けた商品を探す海外バイヤーの目に留まるような動画を目指します。そして食品の安全性を表現するために、生産者のインタビューや衛生管理の行き届いた加工場のシーンも織り交ぜて構成しました。

02 Making

外国人スタッフの意見をもとにブラッシュアップ

MADには外国人スタッフが在籍しています。海外バイヤー向けの動画を制作するにあたり、彼らの意見はとても参考になりました。たとえば、外国人が高級感を感じやすいという強めのコントラストや、やや暗めの映像に仕上げることを意識して撮影。物撮りは黒の背景で肉の鮮やかな赤を際立たせます。撮影には6Kのハイスペックカメラを使用。映像は超高精細で、編集時のきめ細かいグレーディング(色調整)が可能です。上質な雪室熟成和牛が提供される空間や料理をイメージしてもらうために、新潟と東京の高級レストランでも撮影。調理シーンに加え、第三者の声としてシェフのインタビューも入れることで、品質の確かさやウオショクへの厚い信頼を表現します。料理撮影は時間との勝負です。調理後の肉は余熱でどんどん色が変わってしまうため、準備を万全にして熱々の状態を撮影しました。

03 Response

英訳原稿を微調整。ネイティブにも自然な字幕に

編集時も海外バイヤーを意識しました。雪室熟成による肉質の変化を示すグラフは、当初、それを説明するウオショク社員のインタビューシーンに重ねる予定でした。しかしMAD外国人スタッフのアドバイスを受け、グラフを肉の物撮りシーンに挿入。日本人スタッフにはなかった発想で、海外バイヤーへの訴求にふさわしい映像に仕上げています。字幕は、新潟県通訳翻訳協会に依頼し、ネイティブの翻訳者がチェックした中国語と英語の原稿を用意してもらいました。さらに英語は、その原稿をベースにMAD外国人スタッフの意見を踏まえてブラッシュアップ。感度の高いバイヤーに響くように、雪室が環境に優しい保存方法であること、海外で重視される衛生管理を高いレベルで実践し、食品衛生管理の国際基準「HACCP」を取得していることもしっかりと訴求します。完成した動画は、ウオショクの方々から好評をいただき、料理シーンでご登場いただいたシェフにも「こんなに美しく撮ってくれたんですね」との言葉をいただきました。動画は今後YouTubeで公開予定とのことです。ぜひご覧ください。

04 Website

ウオショク様|雪室熟成肉
https://www.uoshoku.co.jp/yukimuro/