タカヨシグループ “新春〜うさ雪だるまとレルヒさん〜”
タカヨシグループの新春スポットCM。新潟県民おなじみのご当地キャラクター「レルヒさん」を主役に、全編CGアニメーションの動画を制作しました。オリジナリティあふれる新春CMは「かわいい」と各所からご好評をいただいています。
01 Planning
認知度抜群のキャラクターを主役に
印刷やデザインなど4つの企業で構成される新潟市のタカヨシグループ。私たちMADも昨年11月にグループ参入しました。今回の動画は、タカヨシグループの認知拡大はもちろん、グループ内でもMADの存在や強みを知ってもらうことが目的です。「レルヒさん」は、明治時代に日本に初めてスキーを伝えた「レルヒ少佐」をモチーフに、タカヨシが開発したご当地キャラクター。県民に広く愛されるレルヒさんを登場させたキャッチーな新春スポットCMをタカヨシ側に提案しました。干支のうさぎを絡めた構成案は「かわいいし楽しそう」と広報担当者から好評。早速、制作を進めることになりました。
02 Making
リアルさを追求し見応えのあるCGに
新春スポットCMは、通常のTVCMよりも短い10秒。シンプルながらもクスッと笑える展開を意識しました。今回は短い制作時間でオリジナリティに富んだ映像にするため、撮影なしの全編CGアニメーションを制作。CGの経験豊富なMADの外国人スタッフが、総制作時間約70時間をかけて作り上げました。こだわったのは、リアルさ。レルヒさんが雪玉を運ぶ冒頭のシーンは、雪の表面の凸凹を丁寧に表現。CGで立体を表すためのデータ形式「メッシュ」を数千万単位まで細かくして作り上げました。お正月らしく、背景には富士山。地形情報のデータを取り寄せ、実際の山肌の起伏を細部まで再現。まるで写真のようなリアルなCGを作り上げました。
03 Response
オリジナルの新春スポットCMで差別化
レルヒさんは、着ぐるみ、イラスト、グッズなど多方面で展開。その使い方により首の太さや手足の太さなどが少しずつ異なります。広く知られるキャラクターだからこそ、CGになった時にも違和感が生じないようにタカヨシのキャラクターデザイナーに監修を依頼。体や顔のバランスを微調整し、CGでいきいきと動き回るレルヒさんを完成させました。出来上がった動画は「かわいい!」「レルヒさんがこんなにリアルに動いてる!」とグループ内で大好評。テレビで見た人からも「定型の新春スポットCMが多い中、目立ってインパクトがあった」という声が聞かれました。今回のCMをきっかけに、タカヨシグループをより広く知ってもらえたらうれしく思います。