SUZUKI COFFEE “珈琲、雪とひととき。”
コーヒーを通じた豊かなライフスタイルの提供を使命に掲げる鈴木コーヒー。同社が手掛けた「雪室珈琲」のブランディング動画を制作しました。認知の拡大を狙いつつ、広告としても活用できる汎用性の高い動画を目指しています。
01 Planning
鈴木コーヒーと「雪室珈琲」を結びつける
天然の冷蔵庫である雪室でコーヒー豆を低温熟成させると、まろやかで深い味わいに仕上がります。「雪室珈琲」は、雪国古来の知恵を生かして鈴木コーヒーが生み出したオリジナル商品。新潟のみならず全国的にも高い評価を受け、新潟を代表するブランドに成長しています。
ヒアリングを通して見えてきたのは、ブランド認知は高いものの名前がひとり歩きし、鈴木コーヒーの商品だと知られていないという課題と、更なる売上促進に向けてブランド価値を高めたいという要望。そこでMADでは鈴木コーヒーのロゴから映像がスタートし、雪とコーヒー、そして和装を組み合わせた構成を提案。上質で優雅なコーヒータイムを追体験できる動画を作成することになりました。
02 Making
印象の強化を目的とした、撮影と編集の合わせ技
コーヒーは普段の暮らしになじんだ存在ですが、「雪室珈琲」は非日常を味わってほしいという思いも込められた商品です。そこで今回の撮影地には、雪深い地域の古民家を選びました。県内を調査して6件ほど候補を抽出し、その中から3件でロケハンを実施して撮影地を決定。モデルの表情に違和感が生まれないよう、タイミング良く温かいコーヒーを用意するために人手を増やして撮影に臨みました。最も手間をかけたのは、コーヒーを味わう着物の女性が雪景色を眺めるシーン。撮影した映像では求める青空の抜け感が足りなかったため、障子と外の景色はCG素材を合成して理想の画を実現しました。また、BGMの印象に負けない映像に仕上げるため、炭がはぜる音や障子を開ける音、コーヒーを注ぐ音などの環境音を編集で追加しています。
03 Response
鋭い視点とこだわりで欲しい映像を作り出す
ナレーションによる補足説明がないため、画の見え方や商品の見せ方には特に気をつかいました。構成段階では建物の外観を入れていましたが、古民家のイメージ映像の印象が残ってしまい、今回の趣旨から外れるため編集時に割愛。一方で、コーヒーにズームした映像は、編集中に追加した方が良いと判断して改めて追加撮影しました。撮影班と編集班のチームワークや、最後までブラッシュアップを重ねる粘り強さなど、MADの強みが活きたプロジェクトとなりました。
完成した動画は、「品のある素敵な映像を作っていただいてありがとうございました」と喜びの言葉をいただきました。ショートバージョンは広告として活用、フルバージョンは鈴木コーヒーのYouTubeチャンネルからご覧いただけます。
04 YouTube
鈴木コーヒーさま|YouTube公式チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCeZmscEXajmpz1esTLQdABg