JCCソフト “建設業の未来のためのクラウドサービス”
建設業向けクラウドサービス、JCCクラウド®の紹介動画です。長年にわたる風習から、多くの中小企業でIT化やDXへの取り組みの遅れが課題となっている建設業界。MADは理由の一つに「ITの敷居の高さ」があると推測。解決策として、インフォグラフィックスを使った動画を提案しました。
01 Planning
インフォグラフィックス動画でITの敷居を低くする
建設業向けシステム開発において40年以上の歴史と実績があるJCCソフト。MADは2020年の「にいがたBIZ EXPO」で初めてご縁をいただき、今回の動画制作につながりました。ご依頼内容は、建設業の業務効率化をサポートする「JCCクラウド®」のサービス紹介動画です。オンライン展示会で使用したいとのことでした。市場規模50兆円以上といわれる建設業界ですが、IT化やDXに関しては、普及が進んでいない現状があります。しかも、本来効率化が必要なはずの中小規企業ほど、取り組みが遅れていることが課題でした。MAD理由の一つに「ITの敷居の高さ」があると推測しました。長年業界に根付いたアナログの風習。それを変えるのは簡単ではありません。まずはITやクラウドに対する苦手意識を取り除き、敷居を低くする必要があります。そこで提案したのが「インフォグラフィックス動画」です。
02 Making
要点を絞り、専門知識がない人にも理解しやすく
「インフォグラフィックス動画」とは、イラストや図解を用いた動画のこと。新しいサービスや複雑な内容を分かりやすく伝える際に有効です。今回のご提案でも、専門用語はできるだけ使わず、平易な言葉とポップなイラストで表現。見やすさ、聞きやすさを最優先した案をご提示しました。システムのプロであるJCCソフト担当者には、当初、物足りない印象があったようです。「もっと情報を入れたい」とのご要望もありました。しかし要点を絞りこむ意図をしっかりと説明し、ご納得いただきました。あとは伝えるべき情報を精査し、絵コンテ作成、イラスト清書、編集と作業を進めます。構成や表現方法も、細部まで分かりやすさを重視。例えば冒頭のシーンでは、従業員の高齢化や非効率な業務体制といった業界に共通する課題をピックアップし、共感を誘います。サービス導入のメリットを伝える場面では、たくさんの紙がパソコンに吸い込まれていくアニメーションで「書類の一括管理」を表現しました。
03 Response
汎用性の高い動画をビジネスの推進力に
動画は2分ほどの本編に加え、ウエルカム動画として約40秒のショートバージョンも作成しました。「アニメーションが分かりやすい」「MADさんにお願いして良かった」。担当者からはそんなお言葉をいただくことができました。オンライン展示会では、担当者の予想を上回る約150人が動画を視聴。現在はリストアップした来場者に向け、精力的に営業活動を進めているそうです。今後はリアル展示会も予定されているとのこと。各地の展示会やWEBサイトでも「この動画をぜひ活用したい」とおっしゃってくださいました。今回の動画がJCCクラウド®を広く知ってもらえる契機となり、建設業の未来を切り拓く力となることを願います。