池田機工 “その技術で進め 未来へ”

板金加工の専門企業、株式会社 池田機工のコーポレートムービーです。シネマティックで美しい映像とロックテイストのBGMを連動させて、精緻な技術力と情熱を表現。ビートに合わせた細かなカットの切り替えで、見た人を圧倒させる映像を目指しました。

Client

株式会社 池田機工 様|株式会社 ネオス 様(プロデュース)

Play Movie

00:01:50

01 Planning

確かな技術力と静かな情熱を伝えたい

精密な板金加工技術を武器に、各種装置の部品製造や組み立てを担う株式会社 池田機工。半導体・衛星・医療機器・検査測定器・車両など、分野を問わずさまざまな製品に使われる部品を製造しています。WEBサイトのリニューアルを担当したデザイン事務所、株式会社ネオスからMADにご相談いただきました。

ムービーの主な用途は、企業向けの見本市や展示会での上映。技術力に加えて海外進出や未来への展望が伝わる映像を求めていました。同社の強みは、最新鋭のオートメーション加工機による高い加工技術と、職人の細やかな手作業です。ネオスが提案したのは、工程ごとに丁寧に加工作業を見せながら、製品と世界とのつながりも暗示させる構成。そこで、BGMのビートに合わせて細かくカットを切り替えて、人物・機械・イメージカットをバランスよく配置。迫力があり、視聴者の期待感を高める映像を目指します。

02 Making

映像美で技術力を、音響でチャレンジ精神を表現

機械の精緻な動きと職人の真摯な姿勢を見せるために、今回はシネマカメラ「RED|KOMODO」を採用しました。「RED」は、映画撮影にも用いられるプロユースの高性能カメラ。色彩表現に深みのある映像美が特徴です。一方で、シネマ用レンズなどを含めたシステム合計での重さが約15キロもあるために、カメラオペレーターとフォーカスオペレーターの2名が必要となる取り扱いが難しい機材。当日は、サポートスタッフも含めてMAD総動員で撮影に挑みました。

編集面で最も力を注いだのは「音」です。機械音との親和性が高く、チャレンジ精神を表現できるBGMを探し求め、選んだのはロックテイストの一曲。また、聞こえてくる機械音は生の音源ではなく効果音を合成しました。収録音源では、他の作動音や環境音が邪魔をして聞かせたい音が際立たないからです。なるべく本物に近い効果音を探して、BGMや映像とのバランスに注意しながら組み合わせています。

03 Response

細部までこだわり、見応えのある作品が完成

日英併記のメッセージが登場するカットにもご注目ください。4度登場しますが、平らな板金が製品として加工される過程を背景においてストーリー性を持たせています。サーチライトのように板金や製品を照らす光は、実は手作業で生成。1カットに1時間半ほどかけて、理想のライティングを追求しました。

完成した映像は、一度目の試写会で大絶賛。池田機工の皆さまからは、「修正はありません。工場での撮影当日、真剣に映像と向き合う姿勢を見せていただいたおかげで、お任せすることになんの不安もありませんでした。素晴らしい映像に仕上げてくださり、ありがとうございます」と、大変うれしいお言葉をいただきました。早速、展示会でご活用いただいたほか、公式サイトにも掲載されています。ぜひ、音声ありでご覧ください。

04 Web Site

●株式会社 池田機工 様|公式サイト
https://ikeda-kikou.jp/