曳栄建設 “新しい時代へ。曳き、継ぐ。”
建物をそのまま移動させて修繕を加える「曳家(ひきや)技術」を扱う曳栄建設のリクルート動画です。アニメーションやタイムラプス映像を用いて技術の歴史や価値を伝え、営業ツールとしても機能する動画を目指しました。
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01 Planning
ストーリー仕立ての企業紹介映像
江戸時代、火災の延焼を防ぐために家屋を移動させていた鳶の火消し屋をルーツにもつ「曳家工法」。建物を取り壊さずに修繕を加える、人にも環境にも優しい建築技法です。曳栄建設は、1965年の創業から6,400棟を越える建築物の曳家工事に携わってきました。今回はWEBサイトのリニューアルに合わせて、リクルートと営業ツールを兼ねた動画を作りたいとご相談いただきました。
新潟県内で施工できるのは数社のみという貴重な技術ゆえに知る人が少なく、人材不足に悩んでいた同社。そこで、技術の発祥から企業紹介へと続いていくストーリー仕立ての構成を提案。なかなか馴染みがない「曳く」という言葉の意味を紐解くところから動画をスタートさせることにしました。アニメーションも活用し、曳家技術の価値と魅力が伝わる映像を目指します。
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02 Making
映像が担う役割から表現手法を逆算
インタビューで語られる思いを深く理解してもらうためには、視聴者が脳内で映像を描けることが重要です。そこで、まずは曳家発祥の歴史をイラスト化。語り部口調のナレーションを加えた紙芝居のようなアニメーションを制作しました。リクルート動画や企業のブランディング動画ではあまり見ない表現手法ですが、珍しさを逆手に取り印象を強める効果を狙っています。
工事の様子はカメラを4台設置して、さまざまな角度から撮影しました。15メートルを30分という短時間で移動させる同社の技術力を知ってもらうために、タイムラプス映像を活用。作業の始まりから終わりまでを動画内に収め、建物を動かす仕組みが分かる映像に仕上げています。一方で、作業員の真剣な眼差しや協力する様子も随所に差し込み、現場の緊張感を伝えることも意識しました。
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03 Response
一貫したメッセージで印象を強める
動画後半に登場する「新しい時代へ。曳き、継ぐ。」というメッセージは、曳家技術に「引き継ぐ」という言葉を掛けています。言葉の意味を引用することから始まり、最後まで「曳く」を主軸にした構成でまとめました。
動画制作に活用できる補助金の申請もサポートさせていただいた本作。「歴史の紹介からリクルートにつながる構成を提案してもらえてありがたかったです。同業他社が真似したくなるような、素晴らしい映像に仕上がったのではないでしょうか」と、非常に喜んでいただけました。完成した映像は、リニューアルしたWEBサイトにて公開中。ぜひ、ご覧ください。
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![](https://images.ctfassets.net/100npaxgva04/5tbtBy7pIjU1avyEBCKps4/57e2dd3332bed6886cda761ca7007d2b/hikiei00007.png)
04 Web Site
曳栄建設さま|WEBサイト
https://www.hikiei.jp/