貴瞬 “REFRAMING STORY”
中古ジュエリーを新しくデザインすることで価値を生み出し、事業を拡大している貴瞬の動画第3弾です。今回は取引先などの企業向け事業案内動画を制作。業界を180度変えたビジネスモデルの仕組みと価値を、最適な映像表現を用いて分かりやすく伝えます。
01 Planning
新しいビジネスモデルの認知拡大を目指して
ルビーやサファイヤなど色のついた宝石を指す「色石」。ダイヤモンドより鑑定が難しく、中古品は無価値とされていました。そんな中古の色石に対する見方を変え、創業から7年で売上110億円を超える企業へと成長した貴瞬。タンスに眠る中古ジュエリーの価値に注目し、「都市鉱山」と名付けて新しい宝石資源を生み出しています。今回の動画は貴瞬を知らない人に向けて、独自に開拓した事業の仕組みと価値を分かりやすく説明することがポイントでした。
まずは、企業案内パンフレットをもとに伝えるべき要素を絞り込み、文字情報を整理。シナリオを用意してから詳細なヒアリングを行いました。多言語展開が予定されていたため、海外バイヤーを意識した表現を取り入れるなど修正を加え、それをもとに映像の構成を考えていきました。
02 Making
異なる表現手法も違和感なく統合
言葉だけでは理解しにくい内容も映像で補足できるのが動画の真骨頂。今回は必要な映像を第2弾用の素材と同時に撮影したほか、ストック映像、グラフ、アニメーションを総動員。ナレーションに寄り添い全てのカットに意味を持たせることを強く意識しました。
特に注力したのは「都市鉱山」のアニメーション。独自の概念を噛み砕いて伝えるために選んだ表現でしたが、全体のドラマチックな世界観からは浮いてしまう懸念がありました。そこで上品なカラーのグラデーションを背景に採用し、スモークのような動きを追加。黒白赤を基調とした貴瞬の世界観になじみ、ジュエリーのゴージャスな印象を損なわない映像に仕上げました。
03 Response
AI技術を活用して具体的なイメージを共有
近年話題のAI技術ですが、合成音声の分野でも目覚ましい進化を遂げています。感情表現や声質を細かく設定した上で音声を作り出すことが可能。発音の精度も上がっており、予算や納期によってはAIナレーションを使う案件もあります。実はMADの“SHOW REEL” もAIです。今回はイメージを擦り合わせるために活用。提案時にはAI音声を使用し、合意をいただいた上でイメージに合ったナレーターを起用しました。こうすることで、イメージした声や喋り方とのミスマッチを防ぐことができます。
「入念な打ち合わせを重ね、希望通りの素晴らしい映像に仕上げてもらいました」と評価も上々。海外バイヤーが訪れる展示会での活用を見据えて英語・北京語・広東語バージョンも制作予定です。貴瞬の将来性、新規性をプレゼンする場で活躍してくれると期待しています。
04 Website
貴瞬様|WEBサイト
https://kishun.co.jp/