加藤組 “この街をもっとよくする”
新潟県村上市にある加藤組のリクルート動画。建設会社としての同社の強みを分析し、地元・村上の風景をつくってきた企業としての姿を映像化。地元への想いを映像化し、採用メッセージに昇華しました。村上の美しい風景とともに、加藤組で働く人々の横顔や技術力を表現。「この街をもっとよくする」というコンセプトを凝縮した動画が完成しました。
01 Planning
村上市の若者たちに、会社を知ってもらう
新潟県村上市に本社を設ける建設会社、加藤組。業界他社と同様に若い人材の採用が大きな課題であり、リクルート動画制作のご相談をいただきました。ヒアリングの中で見えてきた加藤組の強みは、3つ。高い技術力、歴史の長さ、そして村上に根付いた事業です。北陸地方では数少ない、国土交通省からの受注実績を持つ加藤組は、地元での知名度も高く、ターゲットとなる学生たちの親世代にも認知されています。今回の動画では、村上の豊かな風景を映像で伝えると同時に、その地域をつくっている加藤組の仕事を知ってもらいたいと考えました。カギとなるコピーは「この街をもっとよくする」。経営理念にある「建設的企業」という言葉から発想したメッセージです。動画では人間のぬくもりを感じられるような柔らかいトーンの動画を目指します。全体の軸となるナレーションを制作し、そのメッセージにふさわしい情景を選んでいくようにコンテを作っていきました。
02 Making
仕事風景とともに、地元の魅力も表現
ロケ場所は、「村上らしい場所」と「加藤組の実績」という基準で選定しました。風景が一番きれいに映せる時間帯を選んで、日の出からの撮影も敢行。海、川、山、城下町と、村上が持つ多彩な風景を撮影していきました。作業現場では、最初はみなさん緊張されている様子でしたが、MADの撮影クルーが雑談を交えながらカメラを回し、いつも通りの風景を撮影することができました。歴史や実績だけではなく、加藤組の先進的な姿勢も表現するために、3Dの測量画面やドローンでの映像も盛り込んでいます(ドローンによる空からの映像は加藤組による撮影)。土木工事の地道な仕事も表現しつつ、青空や光も効果的に活用。爽やかな印象をプラスしています。
03 Respose
現在の従業員にとっても、意味のある動画に
土木作業をそのまま映像にすると力強い印象が前面に出ますが、今回は加藤組で働く人々の柔らかい雰囲気も伝えたかったため、笑顔のカットやリズミカルなBGMを編集作業で加えていきました。動画全体をリードしていくナレーションは、若手社員の目線から見た加藤組を表現。仕事を通じてふるさとをつくっていく様子を味わえるストーリーになっています。ターゲットとなる村上の学生たちよりもやや年齢を上に設定することで、数年後の未来を想像してもらいたいと考えています。完成した動画を見た加藤社長からは「誰かに観せたくなる良い動画ができた」と喜んでいただいています。また、今回の動画制作が、従業員のみなさんに会社の使命ややりがいをあらためて伝える機会になったと感じていただけたようです。企画から撮影まで、何度も村上に足を運び、MADの制作スタッフたちもすっかり村上が好きになってしまいました。