能登新 “村上×伝統×料理人”

新潟県村上市で240年以上の伝統を持つ料亭能登新のリクルート動画を制作しました。ターゲットを「能登新の想いに深く共感してくれる人」と絞り込み、「広く浅く」よりも、「狭く深く」刺さる採用メッセージを目指し、村上とのつながりや老舗料亭としての伝統、料理人の誇りを表現。メッセージに感銘を受けた方の採用に至っています。

Client

料亭 能登新 様

Category

Play Movie

00:02:36

01 Planning

「村上×伝統×料理人」の3要素でアプローチ

新潟県村上市にある能登新は、1777年創業の江戸時代から続く老舗料亭。海の幸や山の幸に恵まれる村上の地の利を活かした季節の味覚を提供しています。今回のプロジェクトは村上市の採用補助金を活用したリクルート動画の制作。料理長の山貝さんから「新しい仲間がほしい」という相談を受けてスタートしました。MADの担当ディレクターは、以前から山貝さんと交流があり、料理人としての熱い想いを幾度となく聞いてきました。今回の採用も想いをストレートに表現し、むやみに間口を広げるよりも、深く共感してもらえる動画にしたいと考えました。メッセージの核に置いたのは3つの要素。村上の歴史や風土、老舗料亭の伝統、そして料理人としての誇りです。この3つの切り口から能登新のメッセージを届ける企画を提案。山貝さんからは「まさにそれです!」というお言葉をいただきました。コンテでは、提供する料理の背景を描くことをポイントに。能登新が大事にしている地元食材とその生産者を見てもらいたいと考えました。採用のターゲットは村上の若者。ふるさとを見つめ直すきっかけになるような動画を目指しました。

02 Making

地域の人々や営みを通じて、能登新を表現

撮影を担当したスタッフは、村上市を訪れるのがほぼ初めて。その情景の美しさに感動したと言います。鮭の漁、赤カブの農場、村上堆朱の塗り作業と、村上らしさがあふれるシーンを撮影。すべて山貝さんが立ち会ってくださったため、リラックスしたムードの中で生産者のみなさんを撮ることができました。同時に、普段から培われている能登新と村上の人々の関係性も垣間見えたような気がします。鮭の漁師さんは仕事中の撮影にもかかわらず、イヤな顔ひとつせずにとても協力的。赤カブの農家さんは撮影の合間にカブへの愛をたくさん話してくださいました。料亭での料理シーンでは、料理長の山貝さんを中心とした「チーム」を表現することに留意。あうんの呼吸で連携が成り立っていく様子を撮影しました。盛り付けの美しさに感動。村上牛の握りを目の前で調理するシーンは、実際のパフォーマンスを再現してもらいました。

03 Respose

想いに共感した方からの応募→採用に成功

山貝さんのインタビューは、ディレクターの質問に答えてもらいながら撮影することで、普段どおりの自然体で語ってもらっています。編集では演出を最小限に抑え、優しい音楽の中に川のせせらぎなどの自然音をプラス。映像に没入できるように配慮しました。「想像以上のものが形になりました」と、完成した動画は山貝さんから高評価をいただきました。能登新のスタッフや生産者のみなさんにも喜んでもらっています。完成を心待ちにしてくださっていたようで、たくさんの方の協力と期待のもとに素晴らしい動画を作ることができました。動画は能登新のWEBサイトやYouTubeに公開。想いに共感した地元の方から応募があり、採用に至ったそうです。新たな仲間が加わり、新たな事業に挑戦する計画も動き始めているとのこと。未来への第一歩に貢献することができたプロジェクトでした。

04 Website

料亭 能登新
https://notoshin.com/