【MADジャーナル】あのAppleも生成 AIをリリース!?今後の映像制作にどう影響するのか考えてみた
Date
2024.08.13
Category
TOPICS
Staff Journal
「お客様の声」や「制作事例」加えて、今月から新コンテンツが始動!「スタッフジャーナル」と題して、皆様の映像制作にまつわる悩みや疑問、MADスタッフが今気になっているあれこれなど、映像にまつわるさまざまな情報をお届けしていきます。
記念すべき第一回目を担当するのは、 旅行、ラーメン、映画が大好きな渡辺 亨(わたなべ とおる)です。
私は、寝る前のYouTube チェックが習慣になっているのですが、先日、チャンネル登録をしているホリエモンの動画がオススメ欄に上がってきました。
【「Apple Intelligence」で AI が新時代に突入するかもしれません】
https://www.youtube.com/watch?v=HBGeDLRjAac
AppleがどのようにAI を進化させ、私たちの生活にはどんな影響があるのか興味が湧き、すぐに視聴しました。動画を見て、自分の仕事にどの活用できるだろうか…とワクワクが膨らんだので、生成AI技術の紹介と合わせて私の想像する映像制作の未来をシェアしたいと思います!
01 生成AIとは
生成 AIは、創造的なツールだ!
まずは「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」をご紹介! …の前に、自分自身、生成 AIがあいまいだったので改めて調べてみました。私なりに要約すると、生成AIとは、「コンピューターがまるで人間のように新しいコンテンツを作り出す技術」です。
生成AI は、大量のデータを学習して見つけ出したパターンを基に、新しいコンテンツを作成します。これにより、AIは人間が作るようなリアルで感性豊かなものを模倣しつつも、完全に新しいアイデアやコンテンツを創り出すことができます。
例えば、質問に対して自然な文章で答えてくれる「ChatGPT」を活用すれば、物語・小説・記事・詩などを簡単に生成できます。画像生成に特化した「DALL-E」や 「MidJourney」は、人の顔写真や絵画、デザインなどをゼロから作り出してくれます。
ちなみに、私は普段からChatGPTをひんぱんに活用しています。自分で考えた文章のチェックをお願いしたり、提案書の構成を考える際に壁打ちの相手になってもらったり…。今では仕事に欠かせない相棒となっています。
02 Apple Intelligenceとは
Appleの生成 AI とは?
生成AIの定義を確認したところで、本題の「Apple Intelligence」について調べてみました! 「Apple Intelligence」は、Appleが対話型AI「ChatGPT」を開発したOpenAIと提携して開発した人工知能(AI)技術やサービスの総称。大きな特徴は、iPhoneからSiri経由でChatGPTを利用できるようになる点です。将来的には(2025 年ごろ?)、Siriは話し相手になるだけでなく、アプリの操作を含む複雑な要求を実行できる、唯一無二の強力なパーソナルアシスタントになるのだそう。
またメッセージアプリのカジュアルな会話からユーザーの予定を把握。さらに、追跡して記録することも可能です。例えば、次の旅行で飛行機を利用するとしましょう。まずは、一緒に行く友人とLINEで日程を確認。なるべく予算を抑えたいから、航空社各社のサイトや予約アプリを見比べて、どの飛行機に乗るかを検討しますよね。私は、事前に観光スケジュールをしっかり組みたいので、口コミや体験談も検索します。このように、従来なら複数のアプリを開いて手動で操作していたことが、Siri に聞くだけで一度に把握できるようになるんです。これは便利ですよね!
Appleは、同社のAIは「AI for the rest of us(普通の人たちのための AI)」であると宣言しています。専門知識や特別なスキルがなくても、誰でも手軽にAIを自在に操れるようになれば、日常生活がもっと便利でもっと楽しくなっていくこと間違いなしですよね!
[参考サイト]
https://www.apple.com/newsroom/2024/06/introducing-apple-intelligence-for-iphone-ipad-and-mac/
https://openai.com/index/openai-and-apple-announce-partnership/
03 映像業界の変化
映像業界は、創造力を一段と強化できる
生成AIの進化により、映像業界にはどんな変化が起こるでしょうか。まずは、自動編集やCG画像の生成による制作の効率化が考えられます。AIが映像を解析して最適なカットやシーンを選定してくれることにより、編集時間が大幅に短縮。また、高品質なCGI(コンピュータ生成画像)や特殊効果の生成も手軽にできるようになります。コストが削減できるだけでなく、より多くのクリエイターがクオリティの高い映像を作ることができるようになるでしょう。
映像のシナリオ作成や企画提案など、クリエイティブな分野も可能性が広がります。 生成AIにシナリオやストーリーボードを作ってもらえば、クリエイターは新しいアイデア得ることができます。さらに、リアルタイムで映像の画質や色の不自然さなどに対する修正案をもらえば、品質の向上にもつながります。
生成AIをうまく取り入れることで、より効率的で創造的なコンテンツ制作が可能になります。生成AI技術は、現代のクリエイティブ業界で競争力を維持し、さらなる成長を遂げるためのマストアイテム。我々も、定期的に技術トレーニングやセミナーに参加し、社員同士で情報共有をしていきたいと思います。
「Apple Intelligence」は、2024 年秋にベータ版(英語)が米国で利用できるようになるそうです。発表時点では、日本語を含む他の言語対応には触れられていませんが追加言語の提供を2025年中を予定しているのだとか。日本語版の発表が楽しみですね。
時は金なり。私も早く使ってみた~い!