共栄鍛工所 “技術の限界にあらがえ!”

鍛造品や鍛造金型の製作を手がける共栄鍛工所のTVCMです。一度見たら忘れられないユニークな動画は、あの有名ロボットアニメがアイデアの源になっています。CGやVFX(3DCGと実写を組み合わせる映像技術)を本格的に取り入れた動画制作は、MADにとって初めての挑戦。新境地を開拓する機会となりました。

Client

株式会社 共栄鍛工所 様|(Agency)アイプランニング 様

Category

Play Movie

00:30

01 Making

CGやVFXで有名アニメの世界観をオマージュ

三条市にある共栄鍛工所の齊藤社長は、某有名ロボットアニメの大ファン。これまでも作品をモチーフにしたアニメーションCMを発信し、コアなファンの間で話題になっていました。もともと東京の制作会社に依頼していたそうですが、今作は「新潟の企業とチームを組んでCMを作りたい」と考えたそう。MADのWEBサイトを見て「この会社なら面白いものを作ってくれるのでは」と興味を持ってくださり、今回のご縁につながりました。ヒアリングと打ち合わせを経て決定したのは、CGやVFXを駆使した新シリーズのTVCMにより、同社のさらなる認知拡大につなげること。経験豊富なCGクリエーターがMADに在籍していることも方向性の決め手となりました。

02 Making

オリジナル機材を導入し、躍動感のある映像に

CMの構成は、モチーフとなったアニメに出てきそうなシチュエーションやセリフから考案。構成が決まると、シーンごとにCG/実写映像の割り振りを決めて撮影に備えます。撮影は、共栄鍛工所の工場と、グリーンバックを設置したMADのスタジオで敢行しました。工場の撮影では、三脚にアームを取り付けたクレーンカメラや、電動アシスト付き三輪自転車をアレンジしたサイクルカメラを導入。中でもサイクルカメラはMAD自慢のオリジナル機材です。通常の機材では表現が難しい躍動感や迫力を持った映像を作るため、燕三条の工場にオーダーメイドで製作してもらいました。撮影後は約2か月かけて編集。海外のCGクリエーターにも協力を依頼し、細部まで作り込みました。特に、内部が複雑なコックピットのシーンは隅々まで見てほしいポイントです。3DCGと実写映像が違和感なく馴染むよう、カラー調整も綿密に行いました。セリフのアテレコは、ロボットアニメのものまねで知られる芸人のぬまっちさんが担当。齊藤社長たっての希望で実現したもので、モチーフとなった作品への愛とリスペクトがキャスティングにも表れています。

VFX Behind The Scene

03 Response

やりたいことを貫いたCMに好意的なコメント多数

好きな方がご覧になると分かると思いますが、動画のあちこちにアニメの元ネタが散りばめられています。YouTubeの再生回数はシリーズ累計16万回超。「ハマる」「分かる人はすぐ気付く。分からない人は全く分からない作りが凄い」などコメント欄も盛り上がっています。齊藤社長も大変喜んでくださったようです。今回のプロジェクトで、東京の制作会社に負けない動画を新潟でも作れると可能性を感じていただけたら、MADとしてはうれしい限りです。これからもCGやオリジナル機材の開発など新しいことにチャレンジし、MADにしかできない動画制作をしてまいります。その挑戦の第一弾となった今回のCMは、共栄鍛工所のYouTube公式チャンネルで公開されていますので、ぜひご覧ください。

04 Other

共栄鍛工所さま|YouTube
第一弾 TV-CM【鍛造ハンマー編】
第二弾 TV-CM【後藤帰国編】

TV-CM #01 【鍛造ハンマー編】

05 Equipment

CAM|RED KOMODO 6K
LENS|SIGMA CINE LENS
GIMBAL|DJI RONIN 2
CRANE|Quick Crane 6m
LIGHT|Aputure 600D・600X・300D・300X・NOVA P300C・MC
SPECIAL|CycleCam(MAD Original)